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丸三証券(8613) 2025年3月期 通期決算分析:特別配当の継続と資産管理型ビジネスへの転換の評判・決算情報まとめ

決算発表日: 2025-06-182025年3月期 通期決算
業績スコア
75/100
好決算

決算サマリー

2025年3月期の連結業績は、営業収益が188億49百万円(前年同期比1.3%増)、経常利益が40億48百万円(同3.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が37億92百万円(同29.6%増)となりました。株式受入手数料が減収となったものの、投資信託の募集手数料および信託報酬が伸長し、増収を確保しました。純利益の大幅増は、投資有価証券売却益(12億97百万円)の計上が主な要因です。

注目ポイント

最も注目すべきは、2024年度からスタートした新中期経営計画の進捗です。「売買手数料依存からの脱却」を掲げ、預り資産残高に連動する収益構造への転換を急いでいます。初年度の日本株および投資信託の純増額は、それぞれ目標を大きく上回る達成率(168.2%、120.3%)を記録しており、構造改革が着実に進んでいることが伺えます。

業界動向

証券業界では、ネット証券による手数料無料化の流れが加速し、対面型証券にはより高度なコンサルティング能力が求められています。同社は「自主独立」の立場を堅持し、特定の系列に属さない柔軟な提案力を強みとしています。市場環境としては、日経平均株価が史上最高値を更新した一方で、8月の急落や米政権交代への懸念など、ボラティリティの高い状況が続いています。

投資判断材料

長期投資家にとっての魅力は、強力な株主還元方針です。2028年3月期まで「配当性向50%以上」に加え「特別配当」を継続する方針を明示しており、高いインカムゲインが期待できます。一方で、業績が株式市場の動向に左右されやすい「市況産業」としての側面は依然として強く、市場急変時のリスク管理が肝要です。

セグメント別業績

同社グループは「投資・金融サービス業」の単一セグメントですが、収益の内訳に変化が見られます。

  • 株式部門:受入手数料53億53百万円(前年同期比21.4%減)。相場の牽引役だった半導体関連銘柄の下落等が影響しました。
  • 債券部門:募集・売出取扱高327億円(同17.7%増)。個人向け社債の引受が好調でした。
  • 投資信託部門:募集手数料52億92百万円(同11.8%増)、信託報酬76億17百万円(同14.9%増)。期中平均残高の増加が収益を押し上げました。

財務健全性

自己資本比率は66.60%(前期末は62.29%)と高い水準を維持しており、財務基盤は非常に強固です。流動性についても、現金・預金314億48百万円を保有しており、顧客の多様な取引需要に対応可能な水準を十分に確保しています。

配当・株主還元

当期の年間配当金は1株当たり60円(中間30円、期末30円)となりました。これには特別配当30円が含まれています。2028年3月期まで特別配当を継続する方針であり、2026年3月期も年間60円(うち特別配当30円)の配当を予定しています。自社株買いについても、当期中に約21.8万株の権利行使に伴う処分を行うなど、柔軟な資本政策を実施しています。

通期業績予想

証券業の特性上、株式市場の変動による影響が大きいため、具体的な業績予想は公表されていません。しかし、中期経営計画(2028年度まで)では、ROE 8%以上、投資信託報酬による販管費カバー率55%という明確な数値目標を掲げており、この達成に向けた進捗が投資判断の鍵となります。

中長期成長戦略

「ゴールベースアプローチ」によるファンドラップ事業の開始や、引受主幹事案件の獲得拡大に注力しています。また、2025年4月1日付で連結子会社の丸三ファイナンス株式会社を吸収合併し、経営資源の統合と組織運営の効率化を図っています。これにより、不動産賃貸管理業務等の効率化と資本の有効活用を進める方針です。

リスク要因

最大の懸念事項は、株式市場の低迷に伴う委託手数料の減少です。営業収益に占める株式委託手数料の割合は28.2%(前期は36.5%)と低下傾向にあるものの、依然として市場感応度は高い状態です。その他、システム障害リスクやサイバー攻撃、法規制の変更などがリスクとして挙げられています。

ESG・サステナビリティ

TCFD提言に基づく情報開示を積極的に進めており、2030年までの温室効果ガス排出削減目標の策定を検討しています。人的資本経営では、女性管理職比率の向上(2028年度までに5%以上目標)や、原則70歳までの「シニア人事制度」の整備など、多様な人材が活躍できる環境づくりに注力しています。

経営陣コメント

菊地稔社長は、創業以来の「自主独立」の精神を強調し、お客様本位の業務運営を徹底する姿勢を示しています。中期経営計画において、資本コストを上回るROEの達成を目指し、不安定な業界環境下でも安定した業績を上げられる収益構造への転換に強い意欲を見せています。

バリュエーション

実績ベースの指標は以下の通りです。

  • 株価収益率(PER):15.74倍
  • 1株当たり純資産(BPS):738.38円
  • 自己資本利益率(ROE):7.49%

PBR(株価純資産倍率)は1倍を割り込む水準で推移しており、資本効率の向上が今後の株価再評価のポイントとなります。

過去決算との比較

2023年3月期に大きく落ち込んだ利益水準から、2期連続で回復基調にあります。特に純利益については、2023年3月期の7.7億円から当期は37.9億円へとV字回復を遂げています。ただし、営業利益ベースでは前期比で微減となっており、本業の収益力強化には引き続き注視が必要です。

市場の評判

Marusan Securities (8613) has mixed investor opinions; some praise its customer-focused approach, while others criticize its service delays. The company emphasizes self-directed, ethical operations. Its stock performance varies.

詳細リサーチレポート

承知いたしました。丸三証券株式会社(証券コード:8613)に関する詳細なリサーチレポートを作成します。最新のウェブ情報を検索・収集し、以下の項目について詳しくまとめます。

以下に、丸三証券株式会社(証券コード:8613)に関するリサーチレポートをまとめます。

最新の業績動向と今後の見通し

  • 業績:
* 2025年3月期の決算では、純利益が前年比29.6%増と大幅に伸長しました。 * 2026年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)は、前年同期比10.1%減の19.9億円となりました. ただし、直近3ヶ月(7-9月期)の経常利益は前年同期比41.3%増と拡大しており、売上営業利益率も上昇しています. * 2026年3月期の上期配当は、従来未定としていたものが32円(前年同期は30円)に修正されました.
  • 今後:
* 次回決算発表は2026年1月下旬頃を予定しています. * 中期経営計画では、預り資産の純増、投資信託の純増、日本株の純増などを目標としています.
  • アナリストの見解:
* アナリストによるレーティングや目標株価は、現時点では情報が見つかりませんでした。 * 株予報Proでは、アナリスト予想のコンセンサスを確認できます.

業界内での競合ポジションと市場シェア

  • 競合:
* 丸三証券は、藍澤證券、岩井コスモ証券、水戸証券、東洋証券、いちよし証券、極東証券などと並ぶ中堅証券会社と位置づけられています. * ネット証券業界では、SBI証券と楽天証券が口座数で上位を占めています.
  • 市場シェア:
* 証券会社の市場シェアに関する詳細なデータは見つかりませんでした。 * ネット証券のシェアについては、口座開設数や営業収益で比較が行われています.

成長戦略と重点投資分野

  • 中期経営計画:
* 2029年3月期までの5年間を対象とした中期経営計画を策定しており、預り資産の純増4,000億円、投信純増3,000億円、日本株純増1,000億円などを目標としています. * ROE(自己資本利益率)8%(長期目標は10%)、販管費カバー率55%も目標としています. * 普通配当に加え、2028年3月期まで特別配当を継続実施する株主還元策も盛り込まれています.
  • 重点投資分野:
* 有望銘柄の発掘、提案力の強化、投資信託残高の積み上げ、ファンドラップ事業の開始、引受主幹事案件の獲得拡大などを重点戦略としています.

リスク要因と課題

  • 事業上のリスク:
* 市場リスク:急激な相場変動により損失を被る可能性があります. * 気候変動リスク:異常気象による自然災害や、気候変動対策に伴う規制強化など. * 情報漏洩・サイバー攻撃リスク:情報セキュリティポリシーを整備し、対策を講じています.
  • 外部環境の変化:
* 株式委託手数料の引き下げ競争が激化しています. * 新NISA制度の導入により、投資家のニーズが多様化しています.

アナリストの評価と目標株価

  • レーティング:
* アナリストによるレーティングに関する情報は、現時点では見つかりませんでした.
  • 目標株価:
* 株予報Proによる理論株価は、下値目途923円、理論株価978円、上値目途1,034円となっています.

最近の重要ニュースやイベント

  • 直近3ヶ月の主要ニュース:
* 2025年12月16日:コーポレート・ガバナンスに関する報告書を提出. * 2025年11月06日:営業所移転に関するお知らせ. * 2025年10月30日:支店移転に関するお知らせ. * 2025年10月30日:2026年3月期の中間配当(普通配当並びに特別配当)決定に関するお知らせ.
  • 株価に影響を与えたイベント:
* 2024年3月の大幅増配発表. * 2025年9月の上期配当修正.

ESG・サステナビリティへの取り組み

  • 環境への取り組み:
* 気候変動が事業に与える影響について審議検討するため、サステナビリティワーキンググループを設置しています.
  • ガバナンス体制:
* 代表取締役社長が委員長を務める危機管理委員会の下に、サステナビリティワーキンググループを設置し、リスク・機会の特定、影響の評価、企業戦略の企画立案・推進を行っています. * 情報セキュリティポリシーを整備し、社内システムの技術的サイバーセキュリティ対策、外部委託先のセキュリティ対策の管理を行うことで、情報セキュリティ及び業務継続性の確保に努めています.

配当政策と株主還元

  • 配当方針:
* 株主還元を重視し、普通配当に加え、2028年3月期まで特別配当を継続実施する方針です. * 2024年3月期には、年間配当額が1年間で5倍に急増し、1株あたり60円となりました. * 2026年3月期の上期配当は32円(前年同期は30円)です.
  • 自社株買い:
* 自社株買いに関する情報は、現時点では見つかりませんでした。

上記は現時点(2026年1月3日)で入手可能な情報に基づいています。投資判断は、ご自身の責任において行ってください。

情報源

データソース

この記事はEDINETから取得した決算報告書をAIが分析して生成しています。

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